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日本理学療法士協会、WebサイトをAWSへ全面移行

Deep Securityでセキュリティ強化、富士ソフトが導入・移行を支援

 富士ソフト株式会社は21日、公益社団法人日本理学療法士協会が、Webサイト再構築に際して富士ソフトのクラウドインテグレーションサービス「AWS導入支援」を利用したと発表した。Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスとトレンドマイクロのセキュリティ製品「Trend Micro Deep Security」を利用し、同協会のWebサイトを全面移行している。

 日本理学療法士協会では、Webサイトの刷新にあたり、AWSの環境にて会員管理システムとWebサイトを分離させ、WebサイトのプラットフォームをAWS上のWebサーバーとデータベースサーバーで構成した。

 またWebサイトの静的コンテンツはクラウドストレージ「Amazon Simple Storage Service(S3)」に格納したほか、コンテンツ配信用のキャッシュサーバーとして機能するエッジ環境「Amazon Cloud Front」を用いて、Webサイトのパフォーマンスを高めているとのこと。

 さらにTrend Micro Deep Securityを導入し、不正通信の遮断、不正侵入検知・防止・脆弱性対策、Webアプリケーション保護、ウイルス対策、セキュリティログ監視など、さまざまな施策でセキュリティの強化も行った。

 こうしたAWSへの移行とTrend Micro Deep Securityの採用で、会員管理システムのメンテナンス時やハードウェアの障害時にWebサイトが参照できなくなる、といったトラブルのリスクを排除。Webサイトの拡張性・可用性、セキュリティが強化され、「サイバーセキュリティ基本法」で求められる、情報セキュリティ強化の動きに迅速に対応できたとしている。

石井 一志