ニュース

バラクーダ、セキュリティ機能を強化したADC製品「Barracuda Load Balancer ADC」を提供へ

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は7日、アプリケーションデリバリコントローラ(ADC)の新製品「Barracuda Load Balancer ADC」(以下、Barracuda ADC)を発表した。バラクーダでは従来、ロードバランサー製品の「Barracuda Load Balancer」を提供していたが、この製品により、ADC市場へ正式に参入するという。なお、国内での発売は2013年第3四半期以降を予定する。

 Barracuda ADCは、負荷分散に加えて、アプリケーションアクセラレーション、アプリケーションコントロール、アプリケーションセキュリティの各機能を備えたADC製品。包括的なADC機能を提供することにより、負荷のかかるWebアプリケーションを快適かつ安全に利用できるよう支援するという。

 Microsoft Exchange、SharePoint、Oracle Applications、Webサーバー、仮想サーバーなど、一般的なアプリケーション向けに拡張可能な証明書、テンプレート、実装ガイドを用意するほか、システムのパフォーマンスを損ねずに、SQLインジェクション、クッキー改ざん、セッションハイジャックなどを防ぐセキュリティ機能を搭載。「アプリケーションのセキュリティ面をさらに強化しつつ、パフォーマンスとスケーラビリティを両立させ、特に要件の厳しいデータセンターにおけるアプリケーションデリバリに対応する」(林田直樹社長)とのこと。

 製品の形態は、物理/仮想の両アプライアンスを予定しており、物理アプライアンスの新プラットフォームとして、Gigabit Ethernet(GbE)×最大32ポート、10GbE×最大8ポートのハードウェアが提供される予定。

(石井 一志)