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バラクーダ、最大スループット40Gbpsのロードバランサー「T740」

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は26日、ロードバランサー製品群のラインアップに、物理アプライアンス「Barracuda Load Balancer Fast Distribution Controller(FDC) モデルT740」(以下、T740)を追加すると発表した。x86アーキテクチャのハードウェアを採用しており、従来のモデルと比べて最大10倍のパケット処理能力を安価に提供できるという。

 「T740」は、40Gbpsの高速スループットを備えたロードバランサー。高スループットのトラフィック分散が求められる仮想データセンター環境向けに設計されており、企業規模でのWeb、ターミナルサービス、プロキシ、VPN、ストリーミングメディア、eコマースといったTCP/IPサービスに対し、スケーラビリティと高可用性を提供できるという。

 また、サーバーのヘルスチェック機能を備えているので、サーバー負荷を均等に分散できるほか、1台以上のサーバーが過負荷または機能停止状態になった場合でも、セッションパーシスタンス(セッション維持)およびシームレスなユーザーエクスペリエンスを維持可能とした。

 インターフェイスは10Gigabit Ethernet×8ポートを備え、IPv4/v6の双方に対応する。

 価格は、初年度保守費用を含めて483万円(税別)から。バラクーダでは、同等スペックの負荷分散製品と比較して市場価格の半額相当で提供するとしている。

石井 一志