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バラクーダ、ADC製品のハードウェア性能を強化~価格据え置きのままで

 バラクーダネットワークス株式会社(以下、バラクーダ)は3日、アプリケーションデリバリコントローラ(ADC)製品「Barracuda Load Balancer ADCシリーズ」のハードウェアプラットフォームを、価格を据え置いたままで強化したと発表した。「モデル340/440/540」の3製品においてポート数を倍増させたほか、「モデル840」では、より高速なTPS性能をサポートする、ハードウェアベースのSSLアクセラレーションおよびSSLオフロード機能を搭載している。

 Barracuda Load Balancer ADCは、サーバー負荷分散、アクセス制御、アプリケーションセキュリティ機能を備えたADC製品。今回のハードウェア強化では、モデル340のスループットを1Gbpsから1.2Gbpsに、モデル440のスループットを1Gbpsから2Gbpsに、モデル540のスループットを2Gbpsから4Gbpsに強化したほか、モデル340/440では2ポートから4ポートへ、モデル540では4ポートから8ポートへと、ポート数を倍増させた。

 モデル340/440のポート数が2から4に増えたことにより、より高いスループット、リンクアグリゲーションの冗長構成、そして物理的に隔離されたVLANネットワークの柔軟性向上を実現するという。

 また、モデル840におけるハードウェアベースのSSLアクセラレーションにより、SSL暗号化によるWebトランザクション向けのWebアプリケーションセキュリティ、およびバックエンドアプリケーションサーバーによるSSLのオフロードパフォーマンスをそれぞれ向上させている。

 価格(税別)は、モデル340が48万円、モデル440が96万5000円、モデル540が168万5000円で、モデル840はオープンとなる。

石井 一志