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デル・テクノロジーズ、HPC/AI向けの新たなサーバー「PowerEdge XE8812」を発表

 米Dell Technologies(以下、デル・テクノロジーズ)は現地時間22日、HPCおよびAIワークロード向けに設計された「Dell AI Factory with NVIDIA」の新たな製品として、「Dell PowerEdge XE8812(以下、PowerEdge XE8812)」サーバーを発表した。今回の発表は、「Dell AI Factory」の導入が世界中で加速し、ソブリンAIの推進、エンジニアリングおよび設計ワークフロー、ゲノム科学の進展を支えるものだとしている。

 Dell PowerEdge XE8812は、NVIDIA Vera Rubin NVL4アーキテクチャーを採用し、ラックあたり最大144基のGPUを搭載可能なサーバー。分子シミュレーションやマルチフィジックスシミュレーションなど、高度なHPCおよびAIワークロードを実行する世界有数の研究機関向けに設計されている。また、NVIDIA Vera Rubin NVL4アーキテクチャーを採用し、コンピューティング密度とメモリ容量の両面で世代を超える進化を実現する。

 NVIDIA GB200 NVL4からNVIDIA Vera Rubin NVL4への移行により、ホストメモリの拡張、CPUコア数の増加(144コアから176コアへ)、GPUメモリとコンピュートの増強を実現した。NVIDIA CUDA-Xライブラリと組み合わせることで、HPCに取り組む組織は、これまで以上に大規模なモデルやシミュレーションをすべてインメモリで実行でき、高い処理性能を得られる。

 デル・テクノロジーズは、ORv3スタイルのラックにおいて、最大144基のGPU、300kW超の電力サポート、100%直接水冷に対応するCPUおよびGPUを搭載し、高密度プラットフォームを提供することで、エネルギー効率を最大限に高める。

 前世代比で、ソケットあたりのメモリ容量およびGPUメモリ容量が50%増加したことで、より大規模なモデルやシミュレーションを、ステージング(ホストメモリやストレージからデータをストリーミングすること)やスワッピング(データを退避・再読み込みすること)なしで、完全にインメモリで実行でき、特に最新のAIおよびHPCワークロードに大きな影響を与える。

 また、オープンなORv3標準に基づくサーバーおよびラック設計により、優れた効率性とモジュール型導入を可能にする。導入後は、システム管理ツールによってリスクを軽減し、運用を簡素化する。「iDRAC(Integrated Dell Remote Access Controller)」により、ITチームはどこからでもPowerEdgeサーバーを展開、更新、監視できる。さらに、「Dell Integrated Rack Controller」および「OpenManage Enterprise」により、ラックレベルの可視性も確保される。これらは、リアルタイムのテレメトリーと自動漏水検知を活用して問題を早期に特定し、リスクを軽減するとともに、システム全体にわたる統合サポートを提供する。

 「Dell PowerRack」は、大規模なHPCおよびAIシステムを導入する組織に対し、工場統合済み・事前検証済みのラックスケールシステムをターンキーで提供することで、より迅速かつ低リスクで本番環境へ移行できる道筋を提供する。これにより導入の複雑さを軽減し、顧客が運用価値と投資収益率(ROI)をより早く実現できるようにする。Dell PowerRackの統合と「Dell ProDeploy」によるサービスにより、PowerRackは手作業による統合作業に代わって、本番対応済みラックを提供し、6時間強で導入と実稼働ワークロードの開始を可能にする。

 PowerEdge XE8812は、2027年初頭に全世界で提供開始予定。