ニュース

NTT Com、パブリッククラウド「Cloudn」を強化~大規模サイト構築にも対応可能に

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は28日、パブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn」を強化すると発表した。アクセス集中に対応するAuto Scaling機能や、大容量トラフィックを自動的に負荷分散させるLoad Balancing Advanced機能などを、同日より順次提供開始する。

 「Cloudn」は、豊富なAPIを備えた拡張性の高いパブリッククラウドサービス。データセンターを日米から選択できるほか、月額上限付き従量課金を採用し、最短1時間から利用可能とするなど、柔軟な活用に対応する。

 今回は新たに、負荷の増大など、設定したポリシーに応じて仮想サーバーを自動的に増減するAuto Scaling機能、トラフィックを複数の仮想サーバーに負荷分散するLoad Balancing Advanced機能が追加され、アクセス集中にも対応できる拡張性を確保した。

 また、高信頼なシステムを構築するために、仮想サーバーを構築するデータセンターを選択できるFacility Redundancy Zone機能と、拠点間の切り替えなどにも利用できるAPIを備えた高信頼なDNS機能が追加されたことで、システムの冗長化にも対応。信頼性の高いシステムを構築可能になったため、企業の情報システムなどの高い信頼性・継続性が要求される場合でも、「Cloudn」を適用できるとしている。

 このほか、複数拠点で冗長化されたリレーショナルデータベース(MySQL)を提供するRelational Database機能により、データベース管理の簡素化を実現。管理用のカスタマポータルも一新され、仮想サーバーなど各コンポーネントを監視するMonitoring機能、複数台構成の仮想サーバー群をまとめて構築するProvisioning機能などが利用可能となった。

 価格例は、Load Balancing Advanced機能の場合、基本料金(振り分け先の仮想サーバー3台まで)が月額1575円、4台目から1台追加するごとに月額525円。Relational Database機能は、従量課金が1時間あたり13.65円から、月額上限料金が6510円から。DNS機能は5ホストゾーンごとに月額1050円、などとなっている。

 さらに今回は、2012年12月より一部のユーザーに先行して提供されていた「Bizホスティング Cloudn PaaS」を、カスタマポータルから直接購入・利用できる形で本格提供を開始している。オープンソースのPaaS基盤ソフト「Cloudn Foundry」をベースにしており、RubyやJavaなどの複数言語によるアプリケーションの開発・運用環境を、ネットワークやOS、データベースなどのミドルウェアを用意することなく構築できる点が特長。開発したアプリケーションも即座に実行できる。

 価格例は、メモリ128MBの最小インスタンスの場合、従量課金が1時間あたり1.05円、月額上限料金が525円。メモリ1GBのインスタンスでは、従量課金が1時間あたり7.98円、月額上限料金が3990円。

 なお今回は新機能の提供を記念し、Load Balancing Advanced、Relational Database、DNS、PaaSの各機能を、2013年4月末まで無料で使える「新サービス体感キャンペーン」を実施する。また「Cloudn」の機能について、最大3カ月、5000円分を無料で使える「Cloudn新サービスリリースキャンペーン」も、3月28日から6月30日まで実施するとのこと。

(石井 一志)