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NTT Comの「Cloudn」向けバックアップサービス、ファイル単位でのリストアに対応

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は19日、パブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn(クラウドエヌ)」(以下、Cloudn)において、バックアップサービス「Backup Advanced」を同日より開始すると発表した。

 「Backup Advanced」は、フォルダ単位で簡単にバックアップデータを取得・保管・リストアできるCloudnのオプションサービス。ユーザーが選択した仮想サーバー内のファイルは、NTT Comのデータセンター内に設置された専用ストレージへ、自動的にバックアップデータとして転送・保管される。

 こうして保管されたバックアップデータは、管理画面のGUIからファイル単位で簡単にリストアできるほか、バックアップデータは7世代から365世代まで保存されるため、誤った操作で重要なファイルを削除してしまった場合でも、任意の世代のデータを復旧させることが可能という。

 また、クラウド上にバックアップデータを保管しておき、いつでもリストアできる状態にしておくことで、BCP対策として利用できるほか、ロケーションの異なる複数ゾーンにバックアップデータを保管するプランも用意されているので、災害対策(DR)も実現可能とした。

 適用できるプランは、東日本リージョンのCompute(FLATタイプ)。東日本リージョンのCompute(VPCタイプ OpenNWタイプ)およびCompute(VPCタイプ ClosedNW)は4月の対応を予定している。

 価格は、シングルサイト保存、保存世代数7世代の場合で、GBあたり月額30円(税別)から。バックアップデータのアップロード、ダウンロードに伴うネットワーク通信料はすべて無料となっている。なお、Backup Advancedを2月中に申し込みした場合、当月利用分は、お試し利用期間として無償で使えるとのことだ。

石井 一志