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NTT Com、パブリッククラウド「Cloudn」のパートナー接続APIを提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は4日、パブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn」において、パートナー企業との自動連携を実現するパートナー接続APIを、同日より提供すると発表した。

 このAPIは、SaaS事業者などのパートナー企業が、すでに利用している自社販売サイトとCloudnの契約システム間で、サービス申し込み情報などをリアルタイムに取り扱えるようにするもの。具体的には、シングルサインオン機能や、サービス一覧情報、課金情報などを提供する。

 これによりパートナー企業は、販売サイトから、各サービスの利用開始、利用中サービスの閲覧や、利用料金の確認などの機能を顧客に容易に提供できるようになるため、Cloudnと自社のサービスとを組み合わせて、より一体的なサービス提供を行えるという。

 一方、パートナー企業の顧客にとっても、パートナー企業の販売サイトとCloudnのポータルサイト双方を別々に操作する必要がなくなり、販売サイト側からワンストップで利用できるようになるメリットがあるとのこと。

 なお、SaaS事業者だけでなく、プライベートクラウドサービスを提供しているパートナー企業でも、自社販売サイトにパートナー接続APIを組み込めば、Cloudnの安価な仮想サーバーラインアップや、オブジェクトストレージ、DNSなどのサービス機能を追加するとともに、それらを一元的に管理できるため、クラウドサービスの充実を図れるとしている。

石井 一志