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NTT Com、パブリッククラウド「Cloudn」に大規模システム向けプランなどを追加

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は29日、パブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn(クラウドエヌ)」(以下、Cloudn)において、大規模システム向けの仮想サーバープラン「ハイ・メモリオプション」を提供すると発表した。また、故障発生時に24時間365日の受付対応を行う「アドバンスト・サポート」も提供される。

 Cloudnは、月額945円から利用でき、豊富なAPIを備えたパブリッククラウドサービス。今回はこのサービスで提供される仮想サーバープランに、8CPU・メモリ32GBの仮想サーバーを利用可能な「プランv8(ハイ・メモリオプション)」と、16CPU・メモリ64GBの仮想サーバーを利用可能な「プランv16(ハイ・メモリオプション)」を追加した。

 これにより、膨大なアクセスへの対応に高い安定性が要求されるソーシャルゲームや、大規模Webサービス、ECサイト、広告配信用アドネットワークなど、幅広いシステムの基盤やビッグデータ活用などで、安価なクラウドサービスが利用できるという。

 価格は、プランv8(ハイ・メモリオプション)が起動時で91.77円/時間、停止時で48.3円/時間、月額上限料金が4万3890円。プランv16(ハイ・メモリオプション)は、起動時で183.54円/時間、停止時で96.6円/時間、月額上限料金が8万7780円。

 また、通常サポートによる平日10時~17時の故障受付に加え、24時間365日の故障受付を行うアドバンスト・サポートを提供することで、ミッションクリティカルなシステム基盤でも利用しやすくしたとのこと。

 アドバンスト・サポートの対象は、Compute(FLATタイプ)、Object Storage、Relational Database (RDB)、DNS、Load Balancing Advanced(LBA)、PaaS、File Storage、CDN、AutoScaling の各サービスで、Monitoring、Provisioningは対象外となる。

 価格は、サポート対象サービスの利用料金合計の5%だが、最低5250円がかかる。

石井 一志