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Twilio、ノンプログラミングでコミュニケーションワークフローを簡単に構築する「Twilio Studio」

 米Twilioは19日(英国時間)、ソフトウェア開発者でなくとも直感的にコミュニケーションワークフローを構築できる「Twilio Studio」を発表した。現在はプレビュー版が提供されており、商用版が今後提供される予定。

 Twilioは、音声電話やSMSなどの機能を提供するクラウド電話API。電話をかけるアウトバウンド、電話を受けるインバウンドのほか、ネットワークを通して音声データを送受信するVoIP、SMSの機能などを備えており、国内では株式会社KDDIウェブコミュニケーションズが取り扱っている。

 Twilioでは従来、開発者が利用しやすいサービスを提供してきたが、今回のTwilio Studioによって、開発者以外を含めたより多くの人が、アプリケーションの開発やワークフロー構築などを行えるようになるとのこと。

 具体手的には、ドラッグ&ドロップの直感的な操作が可能なビジュアルエディタを提供。さらに、基本的なコミュニケーションのロジックを実現する、さまざまなオムニチャネルの部品を備えるライブラリも提供される。

 また、コミュニケーションフローの内容やロジックに変更が必要な場合でも、これまでのようにプログラムコードを修正することなく、直感的な操作だけで変更できるため、技術者に頼らず、誰もがTwilioのアプリケーションを更新できるとした。

 なお、Twilio Studioで構築したワークフローは、これまでのTwilioと同様に、Twilioの基盤となるTwilio Runtime上のクラウド環境で動作するとのこと。