KDDIウェブコミュニケーションズ、クラウド電話APIの米Twilioと提携
日本でTwilioのサービスを独占販売、正式サービスは来春予定
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは31日、クラウド電話APIサービスを展開する米Twilioと業務提携し、Twilioのサービスの日本での独占販売を行うと発表した。
KDDIウェブコミュニケーションズでは、2012年4月からクラウド電話API「boundio」を開始しており、050番号による電話の発信やアップロードした音声の再生機能、テキスト文字を音声ファイルに変換できる音声合成機能などのAPIを提供している。
Twilioは、こうしたクラウド電話APIの分野において米国で注目を集めているベンチャー企業で、すでに登録開発者数が15万人に達したことを発表している。Twilioは、電話をかけるアウトバウンド、電話を受けるインバウンドのほかに、ネットワークを通して音声データを送受信するVoIPやSMSの機能を有し、電話に関する機能を1つのプラットフォームとしてクラウド化して提供している。
KDDIウェブコミュニケーションズでは、業務提携によりTwilioの提供するすべての電話クラウドAPIサービスを日本で独占販売する。また、KDDIウェブコミュニケーションズでは、boundioで培ったクラウド電話APIのノウハウを基に、サービス提供に必要な各種設備や日本国内の電話キャリアとの接続を行う。正式サービスの開始は来春予定。