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Twilio、複数のチャットアプリ間でのメッセージ送受信を可能にするAPI「Twilio Channels」を発表

 米Twilioは24日、音声電話やSMSなどの機能を提供するクラウド電話API「Twilio」について、LINEなど複数のチャットアプリ間でのメッセージ送受信を可能にするAPI「Twilio Channels」を発表した。

 Twilioでは2016年に、Facebook Messangerとのメッセージ送受信を可能とするAPIを発表しているが、さらに複数のサービスとの連携を実現するAPIとして「Twilio Channels」を発表した。対応サービスは、LINE、Facebook Messanger、Twitter、Alexa、Slack、Viber、SendGrid、HipChat、Kikで、WeChatやBlackBerry Messangerなどにも近日対応予定。

 これまで、異なるチャットアプリ間での送受信を実現するには、開発者はそれぞれのアプリに対応したさまざまなAPIを使用する必要があった。今後は、すでに提供中のTwilio API(Notify、Programmable SMS、Proxyなど)とともにTwilio Channelsを使うことで、1つのAPIでメッセージングプラットフォームとの連携ができるようになり、各プラットフォームの主要客層へのリーチを可能にするとしている。

 Twilio Channelsは現在、Developer Previewとして、利用事例に基づいて利用アカウント数を限定しており、利用希望についてはフォームからの申し込みを受け付けている。

従来はそれぞれのチャットアプリに対応したAPIが必要
Twilio Channelsにより1つのAPIで対応可能に