ワークスモバイルのビジネスチャット「LINE WORKS」、チャットボット開発運用ツール「hachidori plus」と連携

　ワークスモバイルジャパン株式会社（ワークスモバイル）は29日、ビジネスチャット「LINE WORKS」が、hachidori株式会社のチャットボット開発運用ツール「hachidori plus」と連携すると発表した。

　LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発している、法人向けのコミュニケーションツール。ビジネスチャットの「トーク」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載しているほか、LINEとほぼ共通したインターフェイスで利用できるため、特別な教育をすることなく、直感的に使える点も特徴という。

　さらに、コンシューマ向けのLINEと接続可能な機能も備えているため、サポートなどに活用することもできる。

　一方のhachidori plusは、チャットボットの設計から運用までをトータルでサポートする企業向けソリューション。コンシューマ向けのチャットボット開発ツール「hachidori」で得た運用ノウハウが生かされており、企業のニーズに適したチャットボットを容易に作成できるという。

　今回、両者が連携することにより、LINEでチャットボットから担当者（人力応対）へのエスカレーション（交代）を行う際に、担当者のLINE WORKSアカウントに直接つなげられるようになる。従来は、LINE WORKS上でチャットボットから担当者へのエスカレーションする場合、チャットボットとは別の担当者アカウントから新しくコンタクトする必要があったが、チャットボットとユーザーの会話データをLINE WORKSから呼び出せるため、シームレスにユーザーと担当者をつなげることが可能としている。

　また今回の連携に伴って、LINE WORKS上のボット製作も可能になった。hachidoriでLINE WORKS連携をすることで、即座に、社内向けのチャットボットなどを作成できるとのこと。