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ベルシステム24とCTC、BPOビジネスの拡大目指し提携強化

CTCファーストコンタクトを両社の合弁会社に

 株式会社ベルシステム24ホールディングス(以下、ベルシステム24)と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は30日、CTCの100%子会社「CTCファーストコンタクト株式会社」を、両社の合弁会社とすると発表した。

 CTCファーストコンタクトは、サービスデスクやコンタクトセンターなどの業務アウトソーシングサービスを担当する企業。HDI国際認定に準拠したサービスデスク/コンタクトセンターの運用サービス、教育・研修やマニュアル作成を含めたバックオフィスサービスなどを多数展開してきた。

 ベルシステム24とCTCでは、2015年7月に締結した伊藤忠商事株式会社との3社包括提携に基づき、BPO(Business Process Outsourcing)分野でのビジネス拡大に取り組んできたが、今回はこの取り組みを進め、CTCファーストコンタクトを両社の合弁会社とすることで合意。7月3日以降、ベルシステム24がCTCファーストコンタクトの株式のうち、51%を保有する。

 ベルシステム24では、CTCが推進するIT技術を組み合わせたBPO事業や、CTCファーストコンタクトの持つサービスデスクナレッジの運用メソッドを、AIなどの新技術を活用した「Advanced CRM」「Advanced BPO」に取り込み、ビジネスの拡大を目指す。また、中期経営計画における成長戦略「新領域での拡大」を加速するという。

 一方のCTCは、ベルシステム24が保有する全国30拠点のコンタクトセンターや、さまざまなCRMおよびBPOソリューション、人材採用・教育におけるノウハウを活用。CTCファーストコンタクトを基盤として、BPO事業の拡大を図る考えだ。