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CTCとベルシステム24、クラウド型のコールセンターサービスで協業を強化

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)と株式会社ベルシステム24ホールディングス(以下、ベルシステム24)は10日、ベルシステム24のクラウド型コールセンタープラットフォーム「BellCloud」を中心に協業を強化し、CTCがトータルなコールセンター構築・運用サービスとして「eBellCloud」の名称で販売を開始すると発表した。

 BellCloudは、コールセンターシステムに必要な機能を備え、センターを一元的なプラットフォームで統合するクラウドサービス。CTCとベルシステム24ではこれまで、音声認識技術とテキストマイニングを組み合わせ、顧客との対話音声をクラウド上で可視化・分析する「BellCloud VOC」や、様々な業務管理ツールをクラウドで提供する「BellCloud Performance Manager」、在宅コールセンター等の管理ツール「BellCloud for Telework」などを共同で拡充してきた。

 CTCでは、eBellCloudの提供により、大規模で緊急の要望にも対応できるベルシステム24のコールセンターオペレーションサービスと合わせて、高品質なコールセンターの構築から運用までワンストップでのサービス提供を可能とする。対話式の動画活用の支援サービス「eMotion」との組み合わせや、システム構築のノウハウを活用した顧客企業の業務システムとの連携により、顧客満足度の向上と業務効率化につながるサービスを提供するとしている。

 今回のサービス提供は、2015年8月に発表した伊藤忠商事、CTC、ベルシステム24のCRMを中心としたBPO分野での包括契約に基づく、3社での営業展開やコンタクトセンターサービスの拡充施策の一環となる。CTCとベルシステム24では、サービスを主に金融や小売、流通業界向けに展開し、3年間で60社への提供を目指す。

 また、今後もWebRTC技術や人工知能を活用したサービスおよび業務の自動化、オムニチャネルコンタクトセンター基盤、アウトバウンドに特化したコールセンターシステムなど、eBellCloudの機能を拡充し、協業のさらなる強化に努めていくとしている。