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住電情報の部品組み立て型開発基盤「楽々Framework3」、SAP HANAを標準サポート

 住友電工情報システム株式会社(住電情報)は4日、業務システム開発のための部品組み立て型開発基盤「楽々Framework3」とSAPのインメモリデータベース「SAP HANA」との連携検証を実施し、動作確認を完了したと発表した。

 「楽々Framework3」は、ソフトウェア部品を組み立てて効率的に業務システムを構築する「部品組み立て型開発」方式を採用した、Webアプリケーション開発基盤。数十人規模で利用する小規模なシステムから、数万人に及ぶ大規模なシステムまで広範囲に使用されており、システム設計から開発、保守運用フェーズにわたって高品質、高生産性を実現することで、TCOの削減を図れるという。

 「楽々Framework3」では今回、インメモリデータベースとして採用が広がっているSAP HANAとの連携検証が完了し、標準サポートをすることになった。「楽々Framework3」の開発者はSAP HANAを意識せずに、従来のリレーショナルデータベースと同様にシステム開発することができ、既存のアプリケーションも、プログラムを基本的に変更することなく新しいデータベースに切り替えられるとのこと。

 住友電工情報システムでは、これにより大容量、高負荷のトランザクション処理が必要な業務システムを、SAP HANAを用いて容易に構築できるようになったとしている。

石井 一志