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Webアプリ開発基盤「楽々Framework3 Ver.2.2」、画面デザインのカスタマイズ性が向上

レスポンシブWebデザインにも対応

 住友電工情報システム株式会社は8日、Webアプリケーション開発基盤の新版「楽々Framework3 Ver.2.2」を販売開始すると発表した。

 楽々Framework3は、ソフトウェア部品を組み立てて効率的に業務システムを構築する「部品組み立て型開発」方式を採用した、Webアプリケーション開発基盤。システム設計から保守フェーズまでの広範囲にわたり、品質、生産性の向上とコスト削減を支援できる点が特徴という。

 今回の新版では、画面デザインのHTMLからスタイル(CSS)を分離し、シンプルなHTML構造が選べるようになった。装飾や見栄えを決めるスタイルは、CSSフレームワークなどを使って自由にカスタマイズできる。

 さらに、端末の種類や画面サイズにあわせて動的にデザインが変化する、レスポンシブWebデザインが利用可能になった。スマートフォンやタブレットの画面サイズに合わせて表示が回り込んだり、プルダウンメニューに切り替わったりするなど、デザインが動的に変わるので、1つのブログラムを作成するだけで、デバイスにあった画面表示を実現する。

 このほか、楽々Framework3の統合開発環境「RakStudio」において、開発画面やメッセージ、マニュアルなどが英語、中国語でも利用可能になった。オフショア開発や、言語の異なるメンバーによる地域をまたがった分散開発など、グローバルに開発ができる環境を提供するとしている。

石井 一志