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バッファロー、10GbE対応6/8ドライブ法人向けNAS新製品、2.5/5GBASE-Tにも対応

 株式会社バッファローは9日、法人向けNAS「テラステーション」の新ラインナップとして、10GbEまでのイーサネット規格に対応した6ドライブ搭載デスクトップモデル「TS5610DNシリーズ」および8ドライブ搭載デスクトップモデル「TS5810DNシリーズ」を発表した。出荷予定は8月下旬。

 製品ラインナップと価格(税別)は、6ドライブ「TS5610DNシリーズ」の18TBモデルが27万8000円、24TBモデルが34万8000円、36TBモデルが48万8000円。8ドライブ「TS5810DNシリーズ」の32TBモデルが46万8000円、48TBモデルが64万8000円、64TBモデルが82万8000円。

6ドライブ搭載デスクトップモデル「TS5610DNシリーズ」
8ドライブ搭載デスクトップモデル「TS5810DNシリーズ」

 新製品は、CPUにAnnapurna Labs Alpine AL314(1.7GHz、クアッドコア)を採用し、ECC対応DDR3メモリーを4GB搭載。LANポートは、1000BASE-T対応ポート×2に加え、10GBASE-T対応ポート×1を搭載。10GBASE-T対応ポートは、Cat5e/6ケーブルで規格値最大2.Gbps/5Gbpsの通信が可能なIEEE 802.3bz(2.5/5GBASE-T)にも対応する。

 HDDは6Gbps SATAドライブを6台または8台搭載し、環境や用途に合わせて5つのRAID形式(RAID 6/5/10/1/0)を選べる(出荷時はRAID 6)。「高速RAID切替」機能に対応し、RAID 5の構築も10分程度で完了する。さらに、パリティ計算用のハードウェアエンジン「RAIDアクセラレーター」を搭載しており、RAID 6/5構築時のパリティー計算を高速化する。

 また、HDDとNANDフラッシュ上にファームウェアを二重化して保持する「システムファームウェア二重化構造」を採用し、HDD上のファームウェアが破損した際でもNANDフラッシュ上のシステムファームウェアからの自動修復によりシステムダウンを防ぎ、安定した長期稼働を実現する。

 ネットワーク監視・管理プロトコルのSNMPに対応し、同プロトコルを利用した「PRTG Network Monitor」「SolarWinds NPM」「ZABBIX」「Kaseya Network Monitoring」など各種監視・管理ソリューションに対応。「オンサイト保守パック」(別売)および「デリバリー保守パック」(別売)による最長7年までの保守に対応しており、安定した長期稼働が必要とされるファイルサーバー用途に適した製品としている。