IIJ、AWS Direct Connectに対応したプライベート接続サービス

　株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ）は1日、Amazon Web Services（AWS）の閉域網接続サービスである「AWS Direct Connect」に対応したプライベート接続サービスとして、「IIJクラウドエクスチェンジサービス for AWS」を提供開始すると発表した。

　このサービスは、IIJのクラウド上に構築したプライベートクラウド環境とAWSのクラウド環境とを閉域網接続するもの。IIJのバックボーン上にユーザー企業専用のプライベートネットワークを構築する「IIJ GIOプライベートバックボーンサービス」を経由して、AWS Direct Connectを利用可能にする。これにより、IIJ GIOサービスやオンプレミス環境と、AWSのクラウドサービスとの間を閉域網で接続し、高いセキュリティのもとでハイブリッドクラウド環境を利用できるようになるという。

　IIJ GIOプライベートバックボーンサービスとAWS Direct Connect間の回線は、低遅延で帯域確保型のネットワークを固定料金で提供。回線共有型の「プラン1」（送受信帯域50Mbps固定～1Gbps固定）と、複数のAmazon VPCに接続するなど大規模な構成に適した回線専有型の「プラン2」（送受信帯域1Gbps固定）から選択できる。

　なおIIJでは、すでにMicrosoft Azureに対応したプライベート接続サービスを提供しているため、今回のAWS対応により、1つの閉域網回線でマルチクラウドの利用を実現するとしている。