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ミランティス、OpenStack Mitakaベースの最新ディストリビューション「Mirantis OpenStack 9.0」

 ミランティス・ジャパン株式会社は20日、OpenStackの最新リリースであるOpenStack Mitakaベースのディストリビューション最新版「Mirantis OpenStack 9.0」の提供を開始した。

 Mirantis OpenStack 9.0では、前バージョンで提供されたライフサイクル管理機能をさらに拡張。OpenStack環境を管理する「Fuel」の拡張により、プライベートOpenStackクラウドの運用作業をシンプルにした。

 小規模から中規模のクラウドシステムの運用では、Fuelに含まれる機能により、クラウドの規模の拡大/縮小や設定変更を行ったり、アプリケーションカタログ「Murano」などによる新しい機能を既存クラウド環境に追加できる。大規模システムで設定管理ツールを利用している場合は、Fuelの設定値を設定管理ツールにエクスポートすることもできる。

 このほか、安定性の向上として、最新版ではクラウド運用者がメモリやCPU、ディスクなどのしきい値を設定し、サービスをより高い信頼性で実行することを可能とした。多くのバグ修正も行われており、テスト環境においては前バージョンのリリース時と比べて、自動化は96%まで進み、手動テストは66%削減されたとしている。また、Mirantis OpenStack 9.0では、コミュニティ版のリリースからさらに1898個のバグ修正を行っており、商用製品として安心して利用できるとしている。