キヤノンITS、西東京データセンターで液冷方式による冷却サービス提供へ

　キヤノンITソリューションズ株式会社（キヤノンITS）は、「西東京データセンター」において、液冷方式によるサーバー冷却サービスを2024年12月より提供すると発表した。

キヤノンITソリューションズ株式会社の「西東京データセンター」

　生成AIをはじめとした各種AIサービスは、高い利便性の一方で、データ処理を担う端末への要求品質が高く、より高性能なGPUやサーバーの導入が必須となっている。こうした機器は発熱量が大きく、安定稼働のためには効率的な冷却技術もまた求められている。

　市場では、直接液冷方式（Direct Liquid Cooling）による冷却が急速に普及しており、キヤノンITSでもこれに対応。大容量電力の使用を想定した給電方式により、超高負荷の直接液冷方式サーバーも安心して運用できる環境を提供するとしている。また冷水供給にはループ配管方式を採用する。

　西東京データセンターでは設備構築を進めており、2024年12月までに完了する予定。サービスも同月より提供する。