週刊データセンターWatch:

IIJ、千葉県白井市のデータセンターで太陽光発電による電源供給を開始

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、千葉県白井市のデータセンター「白井データセンターキャンパス(DCC)」において、オンサイトでの太陽光発電を開始した。発電施設としての設備容量は、同データセンターのサーバー棟の設備容量の約3%に相当する。なお年間発電量は約373MWhを見込む。

太陽光発電パネルの設置イメージ

 IIJではグループ全体でカーボンニュートラルに向けた取り組みを推進している。外気冷房、AIによる空調制御、リチウムイオン蓄電池などをすでに取り入れているが、これらに加えて太陽光発電を実施することとなった。なお、設備の設置にあたっては環境省の「令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」を活用した。

 白井DCCでの太陽光発電設備は、サーバー棟および管理棟の屋上に設置した。パネル容量は336kWp。

 IIJでは、島根県松江市で運用中の「松江データセンターパーク」、2023年7月に運用開始予定の白井DCC 2期棟でも、太陽光発電パネルを導入する予定という。