ミントウェーブ、『CADシンクライアントシステム』の販売を開始

　昨今、PC本体や外部記憶媒体の盗難・紛失、およびウイルス感染による個人情報、機密情報の漏えいが社会問題となっています。そこで、クライアント端末に対するセキュリティ対策として、シンクライアントが注目を集めており、導入が加速されています。
設計業務では、図面などの機密情報があり、シンクライアントのニーズが高かったのですが、ＣＡＤの画面描画の問題もあり、これまでは導入が困難でした。

　今回、ミントウェーブが提供するCADシンクライアントシステムは、ネットワークブート方式にてＰＣと同等のＣＡＤの画面描画を実現できます。さらに、キャッシュ装置「VID-Booster」を設置することで既存のＰＣやネットワーク環境を最大限に利用できます。
　ミントウェーブ独自の管理ツールを用意しており、端末側の状況や起動・シャットダウン、デバイス制御などの管理をすることができます。
　すでに、グループ企業である株式会社高岳製作所（本社：東京都中央区、代表取締役社長：尾﨑 功、以下高岳製作所)の設計部門でも稼動中です。

　さらに、マルチ画面対応でグラフィック処理に優れた仮想デスクトップ方式のシンクライアント端末を開発予定です。ＷＡＮを介した環境での利用も可能になります。

　販売ターゲットとしては、電気、機械をはじめとした製造業を中心に、建設などの設計部門に販売し、初年度は５００ユーザ、１０ヶ所への導入を目指します。

　また、シンクライアント環境で使用するＣＡＤアプリケーションとしてベルギーBricsys社が開発し、国内ではビージェーソフト株式会社(本社：東京都品川区、代表取締役社長：細川幸夫、以下ビージェーソフト)が国内総販売代理店として販売しているＤＷＧ互換ＣＡＤである「BricscadR」を推奨し、販売やCAD導入では協業を予定しています。

≪CADシンクライアントシステム 最小構成例≫
・ネットワークブート方式（５ユーザ～２０ユーザの場合） ４００万円～
・ネットワークブート用管理サーバ＜iSCSI含む＞：１台
・VID-Booster：２台
・OS 等ソフトウェアライセンス：５ユーザ～２０ユーザ
・構築費用

※既存のPC を使用する場合になります。
※CAD ライセンス料は含まれません。

ビージェーソフト株式会社
代表取締役社長
細川 幸夫 様

　Bricscad は、ベルギーに本社をもつBricsys 社（CEO：ERIK DE KEYSER）が1999 年より開発を開始し、日本では2008 年より、アルファテックグループのビージェーソフト株式会社(本社：東京都品川区、社長：細川幸夫)が総販売元として日本語版をリリースしているAutoCAD.互換CAD です。建築・土木・測量、機械・電機等、幅広い業界の設計・製図用途で抜群のコストパフォーマンスを評価いただき、現在、世界で17 ヶ国語版、約12 万ライセンスをご使用いただいており、日本でも急激に販売数を伸ばしております。近年は、CAD 自身の機能に加え、図面情報の漏洩対策等のセキュリティー対策、ライセンス・バージョン管理のコスト削減策をユーザー様から強く求められており、株式会社ミントウェーブ様のセキュリティCAD シンクライアントサービスの販売開始は、まさに時宜を得たものとして歓迎致します。