ニッセイコンピュータ、日本IBMと情報システム運用の高度化・効率化を推進
株式会社ニッセイコンピュータ
日本アイ・ビー・エム株式会社
ニッセイコンピュータ、情報システム運用の高度化・効率化を推進
日本生命の情報システム運用を担っている株式会社ニッセイコンピュータ(本社:大阪市中央区、社長:藤田陽一、以下 ニッセイコンピュータ)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、社長:橋本孝之、NYSE:IBM、以下日本IBM)の協力のもと、システム運用の高度化・効率化を推進していきます。
ニッセイコンピュータは、情報システムの運用業務において、運用の高度化、更なる品質や効率の向上を目的に、2011年からの3か年計画に沿って、プロセスの標準化や自動化など統制強化を推し進めるとともに、それらを担う人材の育成に取り組んでいます。
現在、システム運用の標準化・自動化に向けた取り組みの一環として、運用受託しているシステムを対象とした運用監視業務の効率化を推し進めています。2011年8月からプロジェクトを開始し、メッセージの最適化・削減から順次実施していく予定です。ニッセイコンピュータでは今回の取り組みに先立ち、2011年2月~3月に、データセンターの運用効率化を支援する、日本IBMの「監視メッセージ最適化サービス」を活用しエラーや警告メッセージを約8割削減できました。
「監視メッセージ最適化サービス」では、まず始めに、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器など様々な機器やアプリケーションから生じるエラーや警告のメッセージに関して、IBMのワトソン基礎研究所が開発したツールを活用し、複数の機器やアプリケーションに渡る相関関係を時系列で抽出します。次に、IT運用に関して豊富な経験と知識を持つ日本IBMの専門家が、お客様と一緒に抽出した相関関係を分析し、不要と判断されるメッセージを特定します。
ニッセイコンピュータでは、「監視メッセージ最適化サービス」を実施した結果、定期保守時のサーバー停止に伴うエラーメッセージなど、障害以外のメッセージが数多く検知されていたことが判明しました。これら結果に基づくメッセージ出力の設定を変更することで、サーバーなどから生じるエラーや警告のメッセージを従来に比べ8割程度抑制し、運用担当者のメッセージ出力に伴う行動プロセスの負荷を4割以上削減できると分析しています。
今後、ニッセイコンピュータは、これらの施策を本番稼働システムに適用していく際、更なる取組として、エラーや警告などのメッセージに応じて運用担当者が取るべき手順を自動的に監視画面上に表示する仕組みや、インシデントをナレッジ・データベース化していくなど、種々施策と合わせて実装していき、属人的な経験やスキルに依存せずにシステムを安定稼働させるなど、全体的な効率化・品質向上を目指していきます。
また、日本IBMは、グローバル規模の豊富な経験に基づきIBMが持つ優れたシステム運用管理の様々な製品、サービスや知識を活用し、ニッセイコンピュータにおけるシステム運用の高度化・効率化を長期的に支援していきます。
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