「プレスリリース」コーナーでは、企業や団体などのプレスリリース(報道用発表資料)をそのまま掲載しています。株式会社Impress Watchは、プレスリリース記載の内容を保証するものではありません。また、プレスリリース記載の情報は発表日現在の情報です。閲覧いただく時点では変更されている可能性がありますのでご注意ください。

NECが信販クレジットカード総合サービスの提供を開始~クラウドサービスとしてSaaS型で提供


NECが信販クレジットカード総合サービスの提供を開始
~クラウドサービスとしてSaaS型で提供~


平成22年11月10日
日本電気株式会社

NECはこのたび、ノンバンク業界での実績とクラウドサービス提供ノウハウを組み合わせ、信販クレジットカード総合サービス「マルチファンクション・クレジット・サービス(MCS)」の提供を開始致しました。
NECは、大手通販系のクレジットカード会社のサービス提供基盤を構築した実績があり、そのシステムをベースに小売スーパー等へのASPサービスを相次いで提供してきましたが、現在では、サービス提供会員総数が1,100万人を超えるサービス基盤となっていま
す。
今回は、このサービス提供で培ったノウハウをもとにサービス内容や基盤を大幅に強化して、クラウドサービスとして、SaaS型で提供を開始するものです。

昨今のクレジット環境は、貸金業法改正、割販法改正等に伴い、信用与信枠の減少と貸出金利の低下により収益性が低くなりつつあります。一方で、ポイントサービスの拡充、電子商取引(EC)によるインターネット環境への対応やIC・電子マネー等の新しい技術への対応、それらに伴う取引量の拡大により、システムの投資は年々増加傾向にあり、TCO削減が経営課題となっています。

本サービスは、クレジットカードの総合サービス機能を豊富に備え、導入企業が求める業務機能を「短期間」に導入可能であり、「低価格」で利用できるものです。また、「拡張性・利便性」の高いサービスで取引量の拡大、サービス・機能の拡張や法改正にも迅速に対応しており、「セキュリティ」面においても安心して利用できます。
現状クレジットカード業務を行われている企業に関しては、SaaS型での導入により運用・保守に関わるTCO削減を実現しながら、データ移行のみで新サービスへの移行・切替えを短期間に実現します。また、機能毎に部分的なサービス導入も可能です。
新たにクレジット業務を開始する企業に関しては、従来のような個別のシステム開発や機器導入を伴わず導入費用を抑え、短期間で低価格な本サービスを導入することにより新事業のスモールスタートを実現します。

 

本サービスの特長は以下のとおりです。

(1)「短期間」でのサービス提供
・パッケージ化された標準機能をクラウドサービスとしてSaaS型で提供するため、申し込みから最短で3ヶ月でのサービス利用が可能。
・ATM、業務端末、POS向けに標準化されたインタフェースを持っているため、既存の端末をそのまま利用可能。・ヘルプデスクサービスを標準サービスとして備えており、本サービスへのスムーズな移行を支援。

(2)「低価格」なサービス費用
・クレジット業務を標準化しクラウドサービスとしてSaaS型で提供 しているため、自社導入時のシステム構築費用と比較して、従来の約二分の一という低価格なサービス費用で利用可能。(標準サービス月額費用:200万円から)
・ハードウェア/ソフトウェア製品等の更新に伴う投資が不要。

(3)「拡張性・利便性」を追求したサービスの提供
・会員数が数万人の小規模システムから一千万人の大規模システムにも対応可能。
・クレジットサービスに関わる豊富なオプション機能を準備。
・法改正等のサービス共通機能についてはバージョンアップにより低価格な追加費用で利用可能。
・サービスの導入開始後、新機能の追加や会員数の増加、それに伴う取引量の増加にも柔軟に対応することが可能。

(4)強固な「セキュリティ」を実現
・個社毎に安全なセキュリティを確保。
・NECの強固なセキュリティ環境によるサービス基盤上に本サービスを実装。

<基本メニュー>

  1. 受付・審査ワークフロー機能
  2. 会員情報管理機能
  3. カード管理機能
  4. 売上管理機能
  5. 請求・入金(口座振替)機能
  6. キャッシングサービス機能
  7. 債権回収機能
  8. ポイント管理機能
  9. 加盟店管理機能
  10. 指定信用情報機関(CIC)照会報告機能
  11. 書面(請求・督促)発送機能

<オプションメニュー>

  1. 国際ブランド機能
  2. 他社クレジット機能
  3. CD・ATM提携機能
  4. スコアリングシステム
  5. オートコールシステム
  6. Webシステム連携機能

NECとしては、今後3年間で信販クレジット会社、クレジット事業会社(流通系、サービス/小売業者系、百貨店系、量販店系、鉄道/航空会社系等)において30社の導入を目指します。

昨今、IT投資の平準化やシステムのTCO削減のニーズが強まる中、クラウドサービスに対する関心が高まっています。こうした背景を受けてNECは、システム構築事業に加え、「クラウド指向サービスプラットフォームソリューション」を始めとするサービス事業を進めています。今回の信販クレジットカード総合サービスの発売はこうした活動の一環となります。

以上

<製品情報発信ホームページ>
http://www.nec.co.jp/finance/solution/mcs/index.html

<「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2010」での講演
(11/12(金)11:00~12:00)>
http://www.nec.co.jp/uf-iexpo/sp/sp53.php?

関連情報
2010/11/10 15:00