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ビットアイル、最大3カ所でのセキュアなデータ保管を実現するバックアップサービス

 ビットアイル・エクイニクス株式会社(以下、ビットアイル)は19日、バリオセキュア株式会社と協業し、同社のアプライアンス製品「Vario Data Protect(VDP)」を利用したバックアップサービス「ファイルバックアップサービス with バリオセキュア」を提供開始すると発表した。

 このサービスは、ビットアイルのデータセンターで利用している顧客のラックに設置するVDP(ローカル拠点)、およびバリオセキュアが運営するクラウド環境2拠点(東京・大阪)の合計3拠点へバックアップすることで、データの安全な保護を図るもの。一次バックアップを同一LAN内のVDPで実施し、データの暗号化・重複排除・圧縮といった負荷の高い処理はVDPで実行するので、サーバーへの負荷を最小限にとどめられるという。

 また、二次バックアップ先の2カ所のクラウド環境には、ビットアイルがバックアップ用専用回線を提供するため、顧客のサービスネットワークへ影響を与えることなくバックアップを行えるとのこと。こうして、最大3カ所で安全にデータを保護できるのが特徴だ。

 バックアップデータは、契約容量の中で31世代分のデータ(2回目以降は増分バックアップ)を保管することが可能。さらに、導入から運用、監視や障害対応までワンパッケージ化していることから、顧客側での負荷を抑えられるとしている。

 価格は個別見積もりだが、例として容量300GBの「VDP 300」を利用する場合、初期費用が24万円(税別)、月額費用が5万5000円(税別)となる。また、1年間の最低利用期間が設定される。

石井 一志