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サイオス、サイボウズ、大塚商会、複合機とクラウドデータベースによるe-文書ソリューション

 サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)、サイボウズ株式会社、株式会社大塚商会の3社は11日、サイオスの複合機向けアプリケーションソフトウェア「QuickスキャンV4」に、サイボウズのクラウド型ウェブデータベース「kintone」の機能を統合し、e-文書にも対応する「QuickスキャンV4 バージョン4.1(以下、QuickスキャンV4.1)」の提供を開始した。大塚商会が、導入支援、コンサルティング、保守サービスとともに販売する。

 「QuickスキャンV4.1」では、複合機からスキャンした書類データを、クラウドのkintoneに直接登録することが可能となった。データがクラウドに保管されることにより、外出先からモバイル環境での確認も可能となるほか、kintone上の業務アプリケーションからスキャンしたデータを利用できるようになり、業務効率の向上につながる。

 また、6月には帳票の電子保存を推進する「e-文書対応オプション」の提供を予定。e-文書に準拠した領収書などの管理ソリューションが簡単に導入できるようになる。

 e-文書対応オプションでは、複合機でスキャンした書類をkintoneへ直接アップロードする機能や、タイムスタンプを付与する機能を新たに開発。また、幅広く帳票の電子化を推進するため、kintoneで利用できる領収書や請求書の処理を行うためのテンプレートをサイボウズの支援によりサイオスが開発し、大塚商会による導入支援・保守サービスの対象として提供する。

 価格は、QuickスキャンV4が7万円。タイムスタンプオプションが初期費用2万円、年間費用6万円(1000スタンプ/月)から。e-文書対応オプションが初期費用30万円、年間費用9万円(1000スタンプ/月)から。

三柳 英樹