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筑波大学がキャンパス情報ネットワーク刷新、全学生・教職員約1万5000人が利用

 ネットワンシステムズ株式会社は、国立大学法人 筑波大学の全学生・教職員約1万5000名が利用するキャンパス情報ネットワークを構築した。

筑波大学のキャンパス情報ネットワークの概略図

 筑波大学では、ギガビットイーサネットによるキャンパス情報ネットワークを2007年に運用開始。その後8年が経過し、さらなる速度の向上とサイバー攻撃対策の観点から、ネットワークの刷新を計画した。

 また、運用管理の面では、部局ごとにネットワーク管理者を置く体制から、センターが集中管理する方式へと移行した。最初期のネットワークの構築から30年以上が経過し、担当者が退官するケースが増えたため、可用性などを考慮した結果という。

 具体的なネットワーク構成については、ファイアウォールを外部境界と内部の2段階で設置する点を特徴とする。また、接続機器の種別ごとに6つのセキュリティゾーンを設けた。

 運用負荷を軽減するための仕組みも多数導入。400台以上設置したフロアスイッチを1台の仮想スイッチとして運用できるようにした。DNS/NTP/Syslog/Config/ユーザーID連携サーバー/ファイアウォール管理サーバー/端末認証仮想アプライアンスなど、約30台のサーバーは仮想基盤に集約した。

 新ネットワークは2015年10月よりすでに稼働中。セキュリティ機能については徐々に追加・拡張を図る。

森田 秀一