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NTTPCがMSと提携強化、Office 365やMicrosoft Azureの関連サービス提供を推進

 株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は29日、日本マイクロソフトとクラウドサービスの分野で連携を強化すると発表した。Office 365やMicrosoft Azureと組み合わせて一元提供する複数のサービスを、同日より提供開始する。

 新サービスのうちOffice 365では、ライセンス販売から導入支援、選べるセキュリティ強化サービスまでを、トータルに組み合わせて提供する。まず、Office 365をよりセキュアに使うために、メールセキュリティ機能をゲートウェイ型で提供する「Mail Luck! for Office 365」では、「配布グループ(メーリングリスト)」の利便性向上などの新機能を同日より追加。また、Office 365を含む各種クラウドサービスのシングルサインオン環境を実現し、利用者のアクセス制限と管理者のID管理負荷軽減を両立する「フェデレーションサービス」を8月31日より提供開始する。

 一方Microsoft Azureでは、セキュアな利用を実現するための閉域ネットワークから、Microsoft Azure基盤までのトータルな運用保守サポート、通信事業者レベルによる複数クラウドの統合監視を提供する。具体的には、Azureと連係するアプライアンス「StorSimple」をマルチテナント型で提供し、データの暗号化・地理冗長によるデータ消失の防止をスモールスタートで開始できるようにする。

 さらに、Microsoft Azureを含む各種クラウドから、ダイレクト接続ネットワークまでを一元的に監視・保守をする一次運用保守サポートにより、煩雑になりがちな運用管理の効率化と運用負荷の軽減を実現するとしている。

 Microsoft Azure関連の両サービスはいずれも、8月31日の提供開始を予定する。

石井 一志