NTT東日本、「フレッツ・キャスト」経由のAWSダイレクト接続検証環境を提供

　東日本電信電話株式会社（NTT東日本）は、アマゾン データ サービス ジャパン株式会社の「AWS 専用線アクセス体験ラボ」において、「フレッツ・キャスト」をダイレクトに接続した検証環境を、6月8日より2016年3月31日まで提供すると発表した。

　AWS専用線アクセス体験ラボは、Amazon Web Services（AWS）の専用線サービスである「AWS Direct Connect」の利用に際し、アマゾン データ サービス ジャパンが提供している、システム動作やネットワーク機器設定などの検証環境。一方のフレッツ・キャストは、「フレッツ 光ネクスト」などをアクセス回線として利用できる閉域ネットワークサービスである。

　今回、AWS専用線アクセス体験ラボにフレッツ・キャストがダイレクトに接続されることで、ユーザーは、接続検証の準備に費用や時間、手間を掛けることなく、ダイレクト接続時のシステム動作やネットワーク機器設定などを、フレッツ 光ネクストを利用するユーザー拠点から検証できるようになる。

　利用シーンとしては、例えば、コンテンツプロバイダの配信サーバーからフレッツ・キャストを経由し、高品質なコンテンツを配信したり、フレッツ・キャストを経由してVDI事業者のサーバーとVDIのユーザー企業をつなぎ、仮想デスクトップを利用したり、企業システムのサーバーからフレッツ・キャストを経由して店舗・事業所へ重要データをセキュアに配信したり、といった用途が考えられるとのこと。

　なお今回提供する環境はあくまでも技術検証の場であることから、事業者による商用利用や、大量データの長時間送信などは禁止される。