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中小企業向けに機能を絞って低価格化、IT資産管理・稼働管理クラウド「アラジンライブモニタ」

 株式会社アイルは18日、中小企業向けのIT資産管理・稼働管理クラウドサービス「アラジンライブモニタ」を提供開始したと発表した。

 「アラジンライブモニタ」は、マイナンバー制度施行に伴って高まっている、セキュリティ対策のニーズに応えるためのサービス。大企業が使うような高機能は必要ないという中小企業の要望に応えるため、必要最低限の機能に絞り、低価格で提供するという。

 具体的には、PCごとのOSの更新状況、およびリソース稼働状況などを把握できる「パソコン稼働管理」や、印刷履歴、ログオン/オフ履歴、外部記憶デバイス接続情報を自動収集する「操作ログ管理」、ハードウェアの機種名や使用者名、ソフトウェアの使用数といった情報を管理する「資産管理」機能を用意した。

 またPC以外にも、プリンタや複合機など、ネットワークに接続された機器情報を自動収集する機能を備えている。

 利用にあたっては、管理対象PCに常駐ソフトが不要なエージェントレスを実現。クラウドサービスを利用することで、オンプレミスに管理サーバーを設置する必要もない。

 サポートについても、中堅・中小企業へ基幹システムを導入してきたアイルの経験を生かし、コールセンターや遠隔操作によるサポート体制を整え、企業の問題解決を支援するとのこと。

 価格(以下、すべて税別)は、PCが5台の場合で月額2500円、10台で4000円、20台で7000円など。別途、初期費用(20台の場合で25万円から)が必要となる。

石井 一志