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手書きをデータ化するノート「CamiApp S」、業務システム連携が容易に

Windows PC連携に対応

 コクヨS&T株式会社は13日、紙のノートに書くだけでデータ化できるデジタルノート「CamiApp S」のサービスとして、法人向けの「CamiApp S Windows PC連携ソリューション」を発表した。

 CamiApp Sは、専用ペンで紙のノートに文字や図表を書き、ノートの所定の場所にチェックを入れるだけで手書きの内容をデータ化し、クラウドへアップロードできるノート。今回、手書きデータをWindows PC経由で業務システムへ直接転送したいとの声に応え、「CamiApp S Windows PCソフトウェア開発キット(以下、SDK)」のサンプル提供を開始する。SDKを利用することで、CamiApp Sにつながるアプリ開発が簡易となる。

 データ化については、答案用紙や営業日報などのオリジナル紙帳票の新規作成や、既存帳票の読み取りにも対応。ペンで紙に書いた情報を単なる画像で取り込むだけでなく、書いた軌跡を表示したり、文字認識で書かれた文字を業務システムと機能的に連携したりできる。また、CamiApp SからWindows PCへのデータ転送は、従来の無線(Bluetooth)に加えて有線(USB)にも対応した。

 今回、教育向けソリューションとして、パイオニアVCが紙を使った手書き・協働学習ソリューションを「第6回 教育ITソリューションEXPO」に参考出展する。東京書籍が提供する問題データベースの学習コンテンツを基にした答案用紙に専用ペンで解答を記入し、CamiApp Sでデータ化。パイオニアVCの協働学習支援システム「xSync」で比較表示することで、従来の紙を効果的に生かした協働学習を実現するという。

CamiApp S Windows PC連携ソリューションイメージ

川島 弘之