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コクヨとサイボウズ、デジタルノートとkintoneの連携ソリューションを展開

 コクヨ株式会社とサイボウズ株式会社は25日、コクヨのデジタルノート「CamiApp S」とサイボウズの業務アプリクラウド「kintone」の連携ソリューションを、2月より共同提供すると発表した。

 コクヨのCamiApp Sは、紙の帳票に書くだけでデータ化できるデジタルノート。一方のkintoneは、Webデータベース型のクラウドサービスで、ユーザー企業の用途にあわせて業務アプリを簡単に構築できる点に強みを持つ。

 現在の企業では、紙の帳票の情報をシステムに入力し直すという非効率な状況が、特にPCを常時利用できない現場で散見されるが、今回の連携ソリューションでは、CamiApp Sを用いて現場の情報を記入し、kintoneへのデータ自動転送を行えるようにすることで、この状況を改善するという。

 具体的には、介護日報業務や建設現場、機器類の保守メンテナンス現場の記録業務などにおいて、必要な記録をCamiApp S専用の帳票用紙に記入すると、kintoneに自動登録され、クラウド上での情報共有をすばやく実現する仕組み。またkintoneの機能を使えば、業務に関するワークフローも展開できる。

 さらに、他システムへのデータ送信やユーザー企業独自の帳票レイアウトも有償オプションとして対応可能なため、さまざまな業務シーン、システムへの対応が可能としている。

 なおコクヨとサイボウズは、2月より共同セミナーを開催する。初回は2月25日にコクヨの品川ショールーム(東京都港区)で、また3月11日にはコクヨの梅田ショールーム(大阪市北区)で開催され、参加費は無料(事前登録制)。

 あわせて、サイボウズの販売パートナーの株式会社大塚商会は、同社主催のイベント「実践ソリューションフェア2016(東京、大阪、名古屋)」で、このソリューションに関するブースを出展する予定だ。

石井 一志