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業務システムとコクヨのデジタルノートを複合機経由で連携、リコーが新アプリを提供

 コクヨ株式会社と株式会社リコーは17日、コクヨのデジタルノート「CamiApp S」のデータをリコーの複合機で取り込み、業務システムと連携させるアプリケーション「CamiApp for RICOH」を発表した。

 CamiApp Sは、専用ペンで紙のノートに文字や図表を書き、その所定の場所にチェックを入れるだけで手書きの内容をデータ化してクラウドへアップロードできるデジタルデバイス。ノートパッドに内蔵されたセンサーによって専用ペンの動きを認識し、手書き入力した文字情報を認識している。

 今回提供するCamiApp for RICOHでは、CamiApp Sとリコー製の複合機をBluetoothで直接接続し、データを業務システムへアップロードする仕組みを提供する。現場では、担当者がCamiApp Sの紙帳票に手書きするという従来のやり方を変えずに、事務所に戻ってきたタイミングで複合機にかざすと、データを業務システムに取り込むことが可能だ。

 これにより、紙帳票を見ながら担当者がPCで入力し直すといった重複作業が不要になるため、アナログ業務の効率化が簡単に実現するとのこと。また、控えを相手に渡してしまった場合でも、自分用に記入した情報を複合機で印刷できる。

 なお、CamiApp for RICOHのアプリケーション自体は無料で提供され、複合機のパネルから「RICOH アプリケーションサイト for MultiLink-Panel」に接続すれば、ユーザー自身が簡単にインストールできるとした。

 また、データのアップロード先となる業務システムとしては、株式会社OSKの基幹業務パッケージ「SMILE BS 2nd Edition」や統合型グループウェア「eValue NS 2nd Edition」などが対応している。