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1台から始められる業務クラウドサービス「PCAクラウド Type1」

 ピー・シー・エー株式会社(以下、PCA)は、中小・中堅企業向け基幹業務クラウドサービス「PCAクラウド」において、1ユーザーから始められるプラン「PCAクラウド Type1」を、4月1日より提供開始すると発表した。価格は月額1万4580円(税込)から。

 PCAクラウドは、業務ソフトをSaaS形式で提供するクラウドサービス。財務会計ソフトだけでなく、販売管理、在庫管理、給与計算、人事管理といった分野も利用できるほか、公益法人、建設業、医療法人、社会福祉法人といった特定の業種・業態に向けた会計ソフトも提供されている。ただし従来のPCAクラウドは、最小ライセンス数が2ユーザーライセンス(Type2)からとなっており、1台のPC環境で運用しているような、規模の小さい企業への訴求が十分にできていなかった。

 今回の「PCAクラウド Type1」は、この状況を改善するために提供される新プランで、1ユーザーから利用できる。なお、ライセンス体系がユーザーライセンスになっているので、インストールするPC台数に制限はなく、保有するユーザーライセンスの範囲内で、会計事務所、社会保険労務士事務所など、業務委託先とのデータ共有や、遠隔地の拠点間運用などにも利用できるとした。

 価格は、基本ライセンスとソフト利用ライセンスの合計で算出される。1ユーザー時のライセンス価格は、基本ライセンスが月額1万800円(税込)、ソフト利用ライセンスA(会計・給与・商魂・商管・人事管理など)が月額3780円(税込)、ソフト利用ライセンスB(公益法人会計・社会福祉法人会計・就業管理など)が月額6480円(税込)。PCAでは、初年度に5000法人への新規導入を見込む。

石井 一志