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ニアショア機構、地方システム開発会社を連携した共同受注体制を構築

 一般社団法人ニアショア開発推進機構は、中立的立場でベンダーの選定とマネージメントを行う「コンストラクションマネージメント(CM)方式」を導入し、地方システム開発会社を連携させ、システム開発の共同受注体制を構築する取り組みを12月より開始する。

 日本ニアショア開発推進機構は、中国やインドなどにて行われているシステム開発の外注(オフショア開発)に対して、日本の地方都市でのシステム開発(ニアショア開発)を推進することを目的として設立された団体。

 導入するCM方式では、元請け・二次請けといった多重下請け構造ではなく、CMR(コンストラクションマネージャー)が複数のニアショアベンダーに対して機能単位や専門分野ごとに分離分割して発注し、発注者側に立って発注先の検討や工程管理、品質管理、コスト管理などの各種マネージメント業務を行う。

 ITベンダーに一括発注する方式と比べ、発注者の利益を最優先に業務に従事するCM方式を採用することで、ITベンダーの意図に流されることのなく、透明性・中立性を持って最適なIT調達の支援を実現するとしている。

三柳 英樹