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コンテック、教育機関向け無線LANの新ブランド「FLEXLAN ZC」

 株式会社コンテックは2日、教育機関向け無線LANの新ブランド「FLEXLAN ZCシリーズ」を発表した。運用管理の容易さとコストパフォーマンスを追求し、ラインアップは3種類。価格はオープンで、10月1日より順次販売中。

 FLEXLAN ZCシリーズは、台湾Z-COM社と共同開発した無線LAN製品。無線LANアクセスポイント(AP)「ZCA1300」「ZCA1200」、無線LANコントローラー「ZCCTL100」をラインアップする。

FLEXLAN ZCシリーズ

 ZCA1300/ZCA1200は、IEEE802.11n/a(5GHz帯)とIEEE802.11n/b/g(2.4GHz帯)の同時接続に対応したAP。いずれ集中管理型と自律型の2つの動作モードに対応する。

 ZCA1300には、自動的に電波環境を最適化する「ビームファーミング機能」が備わり、電波の向きを自動調整して必要なところへ集中的に電波を届けられる。周囲温度-20℃~50℃対応、IP67準拠の防塵・防水対応なので、校庭にも設置できるとする。

 ZCCTL100は、集中管理モードのZCA1300/ZCA1200を制御するコントローラー装置で、最大64台のAPを集中管理できる。PCやスマートデバイスからすべてのAPの状況監視・メンテナンスが可能なので、運用負荷を軽減できるとする。周辺の電波状況を監視して、APそれぞれに適切な無線LANチャネルと電波出力に自動調整する機能も備える。

 学校教育におけるICT機器のインフラ整備を支援する考え。

川島 弘之