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OKI、フルHD画質に対応したビデオ会議システム「Visual Nexus」新版

 沖電気工業株式会社(OKI)は14日、ビデオ会議システム「Visual Nexus」の新版「同 ver6.0」を、同日より販売開始すると発表した。フルHDでの多地点ビデオ会議に対応したほか、ライセンス体系の見直しなどを行っている。出荷開始は8月の予定。

 「Visual Nexus」は、モバイル端末やPC、ビデオ会議専用端末などで利用できるビデオ会議システム。最大16画面まで表示可能な多画面分割機、プレゼンス機能、データ共有機能などが利用できるのに加え、SD/HD端末が混在する環境にも対応する。

 今回の新版では、多地点ビデオ会議サーバー「Visual Nexus Meeting Server」とPCクライアント「Visual Nexus Endpoint」において、最大1080pのフルHD画質で映像送受信が行えるようになった。Visual Nexus Meeting Serverは、フルHDで最大16分割の多地点ビデオ会議に対応。Visual Nexus Endpointは、フルHDでのP2P通話や多地点ビデオ会議を、会議資料の共有機能と合わせてPC上で実現している。

 また、新開発のトランスコーディング機能により、端末の映像・音声設定を、端末の種類やネットワーク帯域に応じた品質設定に自動調整する仕組みを備えており、ユーザーの手をわずらわすことなく、最適な映像・音声品質で会議に参加できるとのこと。

 さらに、従来版では会議映像の画質によって価格が異なっていたライセンスを、単一のライセンス体系に統合した。

 価格は、ビデオ会議アプライアンスサーバー(ビデオ会議サーバー+PC用ビデオ会議クライアントライセンス)の10拠点モデルで、463万円(税別)から。またVisual Nexus Meeting Serverのライセンスは、HD画質で最大10拠点、SD画質で最大20拠点を接続できる10拠点ライセンスの場合、278万円(税別)から。Visual Nexus Endpointのライセンスは、SD/HD画質で10台まで登録できるもので25万円(税別)から。

石井 一志