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ウイングアーク、表現力を強化したクラウドBIダッシュボード「MotionBoard」新版

地図情報やExcelとの連携機能も向上

 ウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク)は3日、クラウド型BIダッシュボード「MotionBoard for Salesforce」(以下、MotionBoard)を強化すると発表した。表現力や利便性が向上しているのが特徴という。

 「MotionBoard」は、Salesforceに蓄積されたデータをわかりやすく表現するクラウド型のBIダッシュボードサービス。今回の新版では、地図情報にデータを組み合わせた表現が可能になり、地図を用いたさまざまな見える化が可能になった。顧客や取引先企業の情報などを、20種類以上のチャートアイテムを利用して地図上で閲覧できるほか、物流などの“モノの流れ”をビジュアルで表現することも可能という。

 また、「ヒートマップ」「箱ひげ(ろうそく)」といった新たなチャートの表現に対応したほか、折れ線グラフや棒グラフの下に、集計表を簡単に表示できるようになった。さらに、ドラッグ&ドロップで複数のチャートを1つに統合できるレイヤーチャート機能、画面上のスライダーを操作するだけで、売上高や利益のリアルタイムシミュレーションを行える機能なども追加している。

 入力面では、「MotionBoard」で入力した情報をSalesforceに書き込むことができるようになり、メモの書き残しやデータ修正などが容易になった。

 加えて、Excelファイルの取り込みをサポートし、普段利用しているExcelファイルをそのままデータとして取り込めるようになったのも大きな強化点。付属ソフト「MotionBoard Agent」を利用すれば、Excelファイル更新時にファイルを自動アップロードできるため、入力・加工はExcelで、データ分析はMotionBoardで、といった運用も行える。

石井 一志