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ウイングアーク、テキストデータを定量化して分析できる「Dr.Sum EA TextOLAP」

 ウイングアーク株式会社は13日、BIツール「Dr.Sum EA」のオプションとして、数値データとテキストデータのハイブリッドOLAP分析ソリューション「Dr.Sum EA TextOLAP」を発表した。同日より提供開始する。価格は100万円(税別)から。

 Dr.Sum EA TextOLAPは、定量化が難しいとされるテキストデータを簡単な操作で定量化し、数値レベルでの分析を可能にするソリューション。まず、Dr.Sum EA にインポートしたテキストデータを、Dr.Sum EA TextOLAPが意味のある単語へ自動分割。分割処理後の各単語(形態素)をユーザーが任意にグルーピングして、意味のある集計単位(カテゴリグループ)を設定する。そして、設定されたカテゴリグループごとにテキストデータを集計することで、定量化したレポートとして表現できるようになるという。

 また、「Dr.Sum EA」のユーザーインターフェイス製品である「Dr.Sum EA Datalizer」を利用すれば、作成されたグルーピングを使用して、数値データとテキストデータの集計結果を組み合わせた分析を行えるとのこと。数値データとテキスト集計データの相関について、素早く確認できるほか、1画面にまとめて表示し、ドリルダウンやドリルスルーによって詳細を確認するといった使い方にも対応する。

 ウイングアークによれば、こうした機能により、社内に蓄積された「評価、アンケート、苦言、口コミ」などのテキストデータから、傾向、状況、原因の把握を行って、業務の改善、商品・サービスの品質向上や商品企画の開発などに生かせるようになるとのこと。

 具体的には、コールセンターでの問い合わせ分析や、アンケートの自由記入欄のテキストデータ分析、業務日報の分析などが行えるとしている。

石井 一志