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アシスト、Oracle Database Applianceでのバッチ処理を5倍以上に高速化する「Batch Turbo Option」

 株式会社アシストは20日、日本オラクルのデータベースアプライアンス「Oracle Database Appliance」に向け、バッチの高速化を実現するオプション「Batch Turbo Option for Oracle Database Appliance」を提供すると発表した。

 「Batch Turbo Option for Oracle Database Appliance」は、データベースから独立して搭載されるバッチ処理エンジン「Syncsort DMExpress」により、バッチ処理プログラムのソート、データの突き合わせ、集計などを自動的に並列化し、高速に処理できるようにするオプション製品である。

 Oracle Database Applianceとこのオプションを併用することで、高い処理能力を持ったデータベースとハードウェア、そして高速な並列バッチ処理エンジンを1つのパッケージとして導入できるため、バッチ処理も含めたシステム全体の短期構築、導入・運用管理負荷やコストの削減が可能になるという。

 具体的な効果としては、JavaやPL/SQLで作成された65分のバッチ処理が10分に、また8時間の夜間バッチ処理が2時間に短縮できるなど、5倍以上の高速化を実現するとのこと。さらに、GUIでバッチ処理フローを作成するだけで、複雑な並列バッチ処理を実装できるため、28時間かかったプログラムが5時間で開発できるなど、開発生産性も5倍以上に向上するとした。

 価格は、4コアの場合で295万6800円(税別)から。別途、Oracle Database Applianceの費用が必要になる。

石井 一志