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イグアス、モバイルPCからの情報漏えいを防止するセキュリティソリューション

 株式会社イグアスは20日、複数の情報漏えい防止製品をパッケージ化した、モバイルPC向けの「情報漏えい防止パッケージ」を発表した。日本電気(NEC)ならびに日本アイ・ビー・エム(日本IBM)の協力のもとで、同日より提供する。価格は、1ユーザー5万円(税別)から。

 「情報漏えい防止パッケージ」は、デジタル知財や機密情報、個人情報など、取り扱いに関して厳格な管理が要求される情報を持つ企業向けのセキュリティソリューション。エンドポイント向けの統合管理ソフト「IBM Endpoint Manager」、NECの「非接触型指ハイブリッド認証ソリューション」、チェック・ポイントのHDD暗号化ソフト「Check Point Endpoint Security Full Disk Encryption」を組み合わせ、盗難・紛失時の情報漏えいリスクを軽減することを支援するという。

 具体的には、HDD暗号化ソフトでHDD全体を暗号化してデータ改ざんを防止するほか、指紋と指静脈を組み合わせて認証する仕組みを導入し、なりすましへの対策を強化する。さらにIBM Endpoint Managerにより、モバイルPCの各種設定やソフトの脆弱性に対して管理者が一元的に修正モジュールを適用できるようにすることで、セキュリティ対策の維持・管理を支援するとともに、管理者の作業負担を軽減するとしている。

 管理対象となるOSはWindows 7/Vista/XP。

 イグアスでは、2015年度までに500社への提供を目指す。

(石井 一志)