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SBT、認証ソリューション「ADFS on Cloud」をWindows AzureのIaaS機能に対応

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)は17日、日本マイクロソフトのクラウドサービスであるWindows Azureにおいて、IaaS機能「Windows Azure 仮想マシン」の正式運用が開始されたことを受け、認証ソリューション「ADFS on Cloud」をWindows Azure 仮想マシンに対応させたと発表した。また同時に、社内コミュニケーションを支援するサービス「SharePoint on Cloud」も提供を開始する。

 ADFS on Cloudは、Windows Azureをプラットフォームとして利用し、Office 365をActive Directory(AD)と連携させるためのソリューション。従来、Office 365とADを連携させる際には、同期用やアクセス制御用のサーバーハードウェアを新規購入する必要があったが、このサービスを利用すれば、そうした負担なくAD連携を実現できるという。

 一方のSharePoint on Cloudは、SharePoint Server 2013をクラウド環境で利用できるようにするソリューション。Azure Service上にテンプレート化したシステムを構築することで、システム導入の早期立ち上げを実現する。例えば、社内イントラや簡易ワークフローシステムを、申し込みから最短1週間で利用開始できるとのこと。

 なおSBTでは、Windows Azure仮想マシンに対応したSharePoint on CloudおよびADFS on Cloudの販売を通じ、今後1年間に1億円の販売を見込んでいる。

(石井 一志)