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スポットライトとIDCフロンティア、クラウド環境を利用した小売業向けO2Oシステムパッケージ

 株式会社スポットライトと株式会社IDCフロンティアは8日、パブリッククラウドと実店舗システムを専用回線で相互接続し、セキュアにポイントを連携・交換できるO2Oサービスパッケージ「スマポ安心ポイント連携」を、同日より開始すると発表した。スポットライトの来店促進サービス「スマポ」と、IDCフロンティアのクラウドサービス「IDCフロンティア クラウドサービス」(以下、IDCFクラウド)を活用して実現している。

 スポットライトの来店促進サービスである「スマポ」は、共通来店ポイントを提供する来店促進サービス。顧客は、「スマポ」に加入している小売店などに足を運び、指定のコーナーでスマートフォンアプリを起動すると、自動的に来店を検知してポイントが加算される仕組みで、61ブランド322店舗が参加している。

 今回発表された「スマポ安心ポイント連携」は、「スマポ」と、IDCフロンティアのクラウドサービス「IDCフロンティア クラウドサービス」(以下、IDCFクラウド)を連携させて提供するソリューション。IDCFクラウド上に「スマポ」のシステムを構築し、「スマポ」参加企業の独自ポイントシステムと、専用回線によって連携する仕組みを提供する。

 これによって参加企業は、パブリッククラウドの利点である柔軟性や拡張性と、専用回線による安全な通信環境といった特性を両立させつつ、「スマポ」とのシステム連携を実現できるとした。

 すでに、導入第1弾としてビックカメラの独自ポイントシステムとの連携をこのシステム上に移行しており、「スマポ」ポイントからビックポイントカードへのポイントの交換を円滑化するとともに、今後は、独自ポイントプログラムを所有するより多くの企業とのポイント連携や、ID連携を視野に入れてサービス強化を目指すとのこと。

(石井 一志)