ニュース

KVH、韓国のデータセンターを利用した災害対策・バックアップサービス「釜山DRパック」

 KVH株式会社は7日、韓国のデータセンターを利用して、災害対策(ディザスタリカバリ:DR)とバックアップの両機能を提供するサービス「釜山DRパック」を発表した。日系企業、および多国籍企業を対象に、同日より販売を開始する。価格は月額19万9800円(税別)から。

 「釜山DRパック」は、韓国の大手IT企業であるKoscomの釜山データセンターを利用したDRおよびバックアップのサービス。データセンター内の1ラック分のコロケーションサービスと、東京~釜山間の低遅延ネットワークサービス「KVH Global EtherWAN」10Mbpsをパッケージ化した。

 サポートについてはKVHが窓口となり、データセンター入館などの各種問い合わせに対し、24時間365日の日英バイリンガル体制で対応。また要望に応じて、サーバーなどの機器調達、設定、導入、リモート監視、オンサイトサポートを、現地での韓国語通訳を含めて提供するという。

 なおKVHでは2011年9月に、KoscomとITソリューション分野での戦略的提携を行っており、2012年6月からは釜山データセンター内で、韓国取引所のデリバティブ市場向けプロキシミティ・ホスティング、低遅延ネットワーク接続サービスを提供している。また2012年3月にはソウルに拠点を開設し、韓国市場でのサービス提供体制の強化も図っているとのことで、今回のサービス提供でも、これらの実績を踏まえて国内同様の信頼性の高いサービスを提供するとした。

(石井 一志)