盛岡市と日本IBM、クラウドを用いて「災害情報連携システム」を構築


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は29日、岩手県盛岡市が「盛岡市災害情報連携システム」を構築すると発表した。日本IBMの協力のもとで11月より構築を開始しており、2013年4月1日より利用可能になる予定。

 「盛岡市災害情報連携システム」は、災害発生時に、被害情報、避難所情報、安否情報などを一元的に収集・管理することを目的としたもの。被害状況を地図情報と連携し、どこで何が起こっているのか、誰が何を求めているのか、といったことを市の災害対策本部がリアルタイムに把握できるようになる。また、救援物資関連情報を管理できる仕組みにより、必要な物資を必要な場所へ届けられるようにする。

 加えて、住民へ一括配信される災害情報の自動音声変換、コミュニティFMであるラヂオもりおか放送への割り込み配信、ラジオを自動起動するための起動信号の配信といった機能を搭載。これによって、災害情報をさまざまなメディアへ一括配信できるようになるため、住民への迅速な情報伝達が可能になるとした。

 なお。これらのシステムは日本IBMのクラウドデータセンターで稼働するので、盛岡市庁舎が被害を受けた場合でもシステムの継続利用が可能。また、タブレット端末やスマートフォンなど、さまざまな端末から災害情報を収集できる点も特徴とのことだ。

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(石井 一志)
2012/11/30 13:58