日本クアンタム、LTO 6対応のテープライブラリなどを順次提供
日本クアンタムストレージ株式会社(以下、日本クアンタム)は22日、テープライブラリ製品においてLTO Ultrium 6規格をサポートし、対応製品を11月末より順次販売開始すると発表した。
LTO Ultrium 6は、テープカートリッジ1巻あたり最大6.25TBの容量と最大400MB/秒の転送速度(いずれも2.5:1圧縮時)を提供できる最新規格。従来のLTO 5と比べて、約2倍の容量と最大43%高速な転送速度を持つほか、LTO 5テープとの読み取り/書き込みの互換性、LTO 4テープとの読み取り互換性を持つため、既存の投資を無駄にすることなく利用できるという。
日本クアンタムでは、すでに提供しているエンタープライズ向けテープライブラリ「Scalar i6000」、ミッドレンジ向けテープライブラリ「Scalar i500」でLTO Ultrium 6をサポートし、前者では最大45PB以上、後者でも最大2.5PB以上(いずれも2.5:1圧縮時)まで容量を拡張可能とした。LTO Ultrium 6対応製品の発売は、Scalar i6000向けが11月末、Scalar i500用が12月中旬の予定。
また、LTO 6対応のオートローダー、ドライブ、メディアなども順次発売される予定で、アーカイブ製品「StorNext AEL」のLTO Ultrium 6対応は2013年初頭に行われる計画である。