日本マイクロソフト、ERPソフトの新版「Dynamics AX 2012 R2」を12月に発売


 日本マイクロソフト株式会社は24日、ERPソフト製品の新版「Dynamics AX 2012 R2」を発表した。12月1日より、日本を含む11カ国で同時に提供する。

 Dynamics AXは、主に中堅・中小企業や大企業の部門などに適したERPソフト。多くのビジネスユーザーが使い慣れている、Microsoft Officeをはじめとした自社製品との高い親和性や、多言語・多通貨の標準サポートなどのグローバル対応などが特徴だ。

 今回の新版では、日本、ブラジル、チェコ、中国、インド、ロシアなど11の新たな市場に向けて国別の機能が追加されたほか、組立製造、プロセス製造、小売りなどの業種機能を単一インスタンスに統合しており、さまざまなビジネスプロセスを迅速に処理可能。プロセス製造業でのポテンシー機能が追加されるなど、各業界への適合を強化している。

 また、ビジネスインテリジェンス(BI)機能を包含しており、状況や役割に応じたビューを提供。組織のすべてのユーザーが、さまざまな情報を用いて業務内容を迅速に把握できるようにしている。特に、自社製品との親和性を生かす形で、SQL Server 2012の新しいBI機能であるPowerViewを使用することができるため、さらに高度なビジュアル化やデータ分析に対応した。

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