保健の窓口グループ、クラウド版グループウェア「Garoon」を4500名規模で導入


 サイボウズ株式会社は23日、ほけんの窓口グループ株式会社が大規模向けクラウドグループウェア「Garoon on cybozu.com」を4500名規模で導入し、本社と約320の店舗間を結び、稼働開始したと発表した。

 保健の窓口グループは、保健相談・見直しを中立的にアドバイスする来店型店舗という新たな保健流通チャネルを開拓した店舗型乗合保健代理店。

 システム部門では急速に増える店舗と本社の情報共有のため、2006年よりパッケージ版「ガルーン」を導入し、規模拡大に対応した。しかし、毎月100~150人ほど人員が増える状況で、サーバーのリソース確保が追いつかず、業務に支障が出るレベルの遅延が頻発していたという。

 こうした状況を受け2012年7月、柔軟にスケールアップできる基盤として、クラウド版「Garoon」への以降を検討。同年9月には、2カ月という短期間で4500名規模のシステムリプレースを完了した。クラウド版「Garoon」の採用により速度遅延は解消し、システムメンテナンスの作業負荷も大幅に削減することに成功した。

 本稼働を開始したクラウド版「Garoon」は、店舗・本社間のスケジュール管理や連絡・報告業務に加え、全店舗への一斉配信に活用されている。ほけんの窓口グループが取り扱う保険商品は数百を超え、頻繁な規約変更などの情報を適宜共有。金融機関として順守すべき規約、販売する上で取得すべき資格情報、保険販売のために必要な法律に関する情報など多岐にわたる情報を、クラウド版「Garoon」に集約し、検索製を高めることで顧客満足度を高めるコンサルテーションにつなげているという。

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