CTC、最短2週間でシングルサインオン環境を構築する「Fast SSO」


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は18日、Active Directory(AD)をユーザー認証基盤として利用している顧客を対象に、最短2週間でシングルサインオン(SSO)環境を構築できるWeb SSOソリューション「Fast SSO」を発売した。

 Fast SSOは、ADを利用して既存システムをSSO化するソリューション。対象ユーザー数を3000ユーザー、対象システムを企業のイントラネット環境に限定することで、従来よりも短期間・低コストでのSSO環境導入が可能になるとする。

 設計・構築作業を事前に定義しており、標準化された構築サービスを利用することで、最短2週間での構築が可能。また、機能を限定することでライセンス費用も従来の1/4に抑え、180万円(税別)から購入できる。

 主な機能は、「SSO機能」、SSO対象WebシステムにAD内属性を引き渡す「情報継承機能」、Fast SSO導入後もSSO対象システムのオリジナルURLを引き継ぐ「オリジナルURL機能」、バックエンドWebサーバーから受信したコンテンツに含まれる文字列を指定した文字列に変換する「コンテンツ変換機能」、SSO対象システムに対するXSSやバッファオーバーフロー攻撃を防ぐ「セキュリティ対策機能」、Fast SSOを経由したSSO対象システムへのアクセスログを出力する「アクセスログ」。

 CTCは、製品、構築サービス、保守サービスをオールインワンで提供。チャネル販売にも注力し、新たな顧客層の開拓に努める方針。売上目標は3年間で5億円。

関連情報
(川島 弘之)
2012/10/18 12:22